博多祇園山笠(7月1日~15日)
絢爛豪華な飾り山
町中を走る勇壮な舁き山
「博多祇園山笠」は、博多の総鎮守として知られる櫛田神社の奉納神事。700年以上の伝統を持つ祭りで、毎年7月1日から15日にかけて開催されます。起源は諸説ありますが、1241年、宋から帰ってきた聖一国師が、当時博多に流行っていた疫病を封じるため、町の人々が担ぐ施餓鬼棚に乗って祈祷の水をかけ回ったのが始まりとされています。祭り期間中は、10数メートルの高さを誇る飾り山笠が市内のあちこちに14ヵ所ほど立ち並び、三百万人もの観客を楽しませます。祭り後半の10日からは重さ1トンもの舁き山笠が町中を勇壮に走り、山笠は静の祭りから動の祭りへと移ります。15日の早朝4時59分に追い山がスタート。7つの流れの舁き山笠が5キロ先のゴールを目指し、夜明けの博多の町を駆け抜け、祭りはクライマックスを迎えます。
博多どんたく港まつり(5月3日・4日)
春のGW中、日本でいちばんといわれる祭り。
福岡のまちが美味しく、楽しく、盛り上がる!
出場者約3万1千人、見物客約200万人、春のゴールデンウィーク期間中、日本で一番の祭りといわれる「博多どんたく港まつり」。古くは820年余りの歴史を持つ伝統行事でしたが、現在は「福岡市民の祭り」として毎年5月3・4日の2日間、街中がどんたく一色で湧き返ります。老若男女が思い思いの仮装でシャモジを叩いて道路を練り歩き、あちこちに作られた舞台、広場で踊りを披露し、名物の花自動車など、街そのものがお祭り舞台と化します。期間中は博多全体が、文字通りお祭り騒ぎに。さらに、堪能して帰りたいのが「食べ物」。屋台などの庶民の味を楽しむのもいいし、新鮮な魚介類も格別です。余裕のある人は福岡中心から電車で南に30分ほど下ったところにある太宰府巡りも風情豊かでオススメです。
博多の人はお祭り好き。賑やかな集いのおともに、はかたや本舗のお菓子をどうぞ。